陸上競技との出会い。
こんにちは。事務局の佐藤です。
今日のコラムは、前回のコラム「趣味ってなんだろう。」の続きです。
私は、小さい頃から走ることが得意で、リレーや徒競走で誰かに負けるとすごく悔しがりました。
男女問わず、私より足の速い子がいると心底羨ましい・・・と感じていました。
転機は小学校3年生のとき。
担任の先生から「市内の陸上大会に出てみたら?」と言われました。
出てみたい!と思った私はすぐさま両親に伝えると、
「予選落ちに決まってるんだからやめなさい」と言われました。(ひ、ひどい・・・)
でも、たとえ予選落ちするとしても、自分の実力を試してみたいと思った私。
私より足の速い子がどのくらいいるのか興味があったのです。
何とか親を説得し、試合に出ることになりました。
当日、私は80m走に出場。
まずは予選。
レース内容はあまり覚えていないのだけど、組で1位を取り、決勝へ。
そして、決勝。
ピストルの音がなる。
勢いよく飛び出たつもりだったが、周りよりちょっと遅れをとっていた。
気持ちは焦りながらも、とにかく前へ前へ進もうとがむしゃらに走った。
60m付近でトップになった。
「わっ!わたし、1位になれる…!!」
気が付いたら、トップでゴールテープを切っていました。
そして、トップでゴールをした私を待っていたのは、周りからの称賛の嵐でした。
いつも「上には上がいる」と言われて育った幼い私は、
その時初めて、1番になることへの快感と、
「走る」ということが、私の存在価値を高めるものなんだと思ってしまいます。
1番になりたい。
1番になって目立ちたい。
1番になって自分の存在価値を示したい。
確かに、この気持ちが陸上競技を長く続ける原動力になりました。
しかし、同時に自分を見失うことにも繋がっていきます。
ただ1つ言えるのは、
陸上競技を通じて得た経験や出会いは、間違いなく今の私をつくっているということ。
陸上競技にたくさんの時間と情熱をかけられたからこそ、
今の自分の生活があると思えば、陸上競技には感謝しかありません。
中途半端ですが、次回のコラムに続く・・・
2019年4月30日